「みやぎのあられ」は1976年の創業以来、石田さん家族を中心に、
素材にこだわり、製法にこだわり、味にこだわり、ていねいにあられづくりをしています。
「素材」
あられの原料となるもち米は、コメどころ宮城県が推奨するブランド米「みやこがねもち」。
みやぎのあられは、もち米の王様と呼ばれるこの米を田んぼで育てるところから手掛けています。
調味料は宮城県産の無添加の醤油や味噌を使用。ほかの材料も産地を厳選して使っています。
信頼できる素材の、本来の美味しさを引き出すことが仕事です。
「手間暇かけた手づくり」
昔ながらの手作りの製法を続けています。
もち状に薄く切ったあられの生地を天日干し。数日間かけて乾燥させることで米の風味とうま味が増します。その間も日中は30分おきに生地の表裏を返したり、夜は茶箱にしまって寝かせたり。作業の時間や内容も季節と天候によって変わります。
手間暇がかかりますが、惜しめば美味しいあられは作れません。
「味へのこだわり」
みやこがねもちは米そのものにうま味が詰まっており、余計な味付けをする必要がありません。
醤油ベースに鰹節のだしを効かせたあられの「たれ」は、継ぎ足しながら作り続けてきたもの。
米のうま味を損なわないよう、生地にさらっとまぶします。
「少量生産」
あられ作りのために自然の力を借り、作業のほとんどに人の手を使っています。
たとえば乾燥工程を機械で仕上げれば効率的に、たくさんの製品を作ることができますが、手間と時間をかけなければ生み出せない味わいや食感が失われます。大きな工場のように大量生産はできません。
少しずつでも、本当に美味しいものだけを提供したいと考えています。